腰痛になったが、接骨院に行ったら根本的な原因である姿勢の悪さと、その対策方法がわかったので、結果的に良かった話
腰痛との馴れ初め
就職してから13年間、100%デスクワークなので肩凝り腰痛はお友達なのだが、それでも軽い運動やストレッチで自分なりに対策をしながら10年以上付き合ってきた。
そんなある日、若干背中に違和感を感じながらも、痛みまでは感じなかったので妻と二人でららぽーとへ買い物に行った。
午前中は特に変化なく、平日のショッピングを楽しんで、フードコートでラーメンを食べたあと家に帰って気づくと背中の違和感は痛みに変わっていた。
今までも首・肩・腰のこりから来る痛みは何度も経験しているが、いずれも何かしらのきっかけ(寝違え、ゴルフ、重いものを持つ etc…)があって発症していた。ところが今回の背中の痛みは全く心当たりがない。
しかも痛みは段々と強くなり、夕方には座って居られなくなり布団に横になった。
痛む範囲も、最初は背中の1箇所だったところから、背中全体に広がり、最終的には胸や腹回りまで広がって、仰向けでも横向きでもうつ伏せでも激痛で文字通り”居ても立っても”居られない。
痛みがひどいのもそうだが、心当たりが全くないのも非常に不安を煽る。
腰痛治すにはどこに行く?
もう病院に行くしかない。
行くしかないんだけどどこに行くのかが悩ましい。
腰痛で思いつくのは下記の3つだが違いがあまりわからない。
- 整形外科…保険適用で3割負担。医師が診察、治療。
- 接骨院…条件を満たせば保険適用されるがほぼ実費。医師ではないが国家資格(柔道整復師)保有者が診察、治療。
- 整体…保険適用外。資格も不要。
やはり痛みが強いので医師に診察してもらった方がいいと判断した。
整形外科での診察・治療
金曜日の夕方、どんどん悪化する背中の痛みに耐えかねて近所の整形外科に向かった。
昔腰痛で整形外科に行ったことがあるので、原因の特定や根本治療には期待していなかったのだが、保険適用されるので最も安上がりなこともあり今回も行ってみることに。
まぁまずはレントゲンを撮って骨に異常がないことを確認することも必要だと言い聞かせながら…
結論から言うと痛み止めを処方されただけだった。
わかってはいたが、整形外科の受付と待合室は高齢者しかおらず、かなり混雑していた。
椅子やソファも十分にあったが、それでもギリギリ座れるくらい。
そうなってくると、病院側としても高齢者をターゲットとした経営をするしかないのでしょうがないと思うが、自分のようなサラリーマンにかける診察時間はめちゃくちゃ短い。
- 受付時の待ち時間:5分
- レントゲン:10分(かなりしっかり撮っていた)
- 診察:1分
- 精算の待ち時間:20分
診察時の触診は数秒あったかどうか。
患部である背中は、自分や妻が触ってもはっきりわかるほど筋肉が硬直し隆起していたのだが、説明などでも全く触れることなく、「骨に異常がないこと」「痛みどめを処方するので様子を見ること」のみ。
まぁレントゲンから”怪我”や”病気”ではないと判断されたのだろう。
良くも悪くも”病気・怪我”を治すのが医者であり、”腰痛・肩凝り”などは該当しない、というのが日本の医療保険の考え方で、患者の痛みの強さは考慮されないのはしょうがないか…
とは言え原因も不明なままだし、もっと患部を触診して欲しいという思いは拭えない。
接骨院での診断・治療
金曜日に整形外科へ行って痛み止めをもらうも、原因がわからないのでは不安でしょうがない(絶対再発する自信がある)ので、3日後の月曜日に接骨院へ。
接骨院は一応保険適用されるのだが、保険適用しなくても数百円しか変わらない。つまり整形外科よりも高い。どちらかというと整体やマッサージなどの、保険適用外のものと近い金額がかかる。
高いと一回5,000円くらい。
私がお邪魔した接骨院は保険適用で4,000円だった。
それでもやはり行った価値があった。
整形外科では全く触れられなかった、痛みが発生したメカニズムをきちんと説明してくれた。
まぁ前から自覚はあったのだが、デスクワークにありがちなダメな姿勢が染み付いており、その負担が今回背中に集中して筋繊維が切れたことで痛みが出たよう。
ギックリ腰の一種だということも判明。そりゃ痛い訳だ…
根本的な治療のために正しい姿勢をレクチャーされたのだが、自分にとってはかなりキツい。
それだけ今の姿勢が正しくないということなのだろうが、姿勢は一朝一夕で治るものではないし、誰かに直してもらう物でもない。
自分で常に意識して改善していくことになる。長い戦いになりそうだ…
正しい姿勢
正しい姿勢のレクチャーを受けたのだが、これがまぁキツい。
1分も維持できない。
つまりそれほど今の姿勢がひどいということで、激痛が走るのも納得といった感じ。
今は一旦痛みが引いているものの、根本的に治すには正しい姿勢を体に覚え込ませる必要がある。
自分の姿勢は、顔というか顎が極端に前に出ていて、ストレートネックとか猫背とか言われる状態。
それを「顎を引いて胸を張る」ように指導されたが、喉のあたりの肉が詰まって息ができない。しかも顎周りの肉がシワになって醜い。ブルドックのよう。
顎を思いっきり引くので、首の後ろが伸ばされるのだが、当然そっちも固まっていて伸びないので突っ張って痛い。
今までの姿勢が巻き肩だったので、逆に正しい姿勢をとった時、胸を張りすぎているように感じて恥ずかしい。
骨盤も後ろに寝てしまっており、もっと前傾にして立てないといけないのだが、そうすると腹が出る。それを腹筋で締め上げるために常に7割くらいの力を入れないといけない。
悟空と悟飯は精神と時の部屋から出た後、常にSSJでいたがそんな感じ。
お尻の穴を締め、膝を伸ばすのも力がいる。
こんな姿勢じゃとても歩けない…
続けていればいずれ正しい姿勢が自然に身につくと信じて頑張ってみるしかないが…
おまけ【Dr. stretchに行ってみた】
今回の腰痛・背中の痛みとは関係ないが、少し前に体を柔らかくしたいと思って行ってみた「Dr. stretch」についても触れておく。
Dr. stretchは、ちょっと高めのストレッチメインのマッサージ店で、体の硬い部分を指摘してくれて家で自分でできるストレッチも教えてくれる。
週1で3ヶ月くらい通ってみた結果、体が柔らかくなったことはなったが、それ以上に毎日のストレッチが習慣になったのが良かった。
ただし、注意点として、接骨院とは違い資格を持たないスタッフは知識もあまりなく、若いスタッフも多いので経験も少ない。自分は反り腰だからと指導を受けたが、原因は腰ではなく首にあった。
あと値段が高い。
トレーナーは絶対指名すべきだと思うが、指名料を入れると1回7,000円くらいかかった気がする。
まずは接骨院でもう少し正確な診察・診断を受けて、必要なら治療を行ってから、Dr. stretchで自分の体に合った部位のストレッチを習慣にしていくのが正しい順番だと思った。
私は逆になってしまったが…皆さんには参考になれば嬉しい。
以上
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