今回お邪魔した”愛知こどもの国”は名古屋からだと結構距離があり、行くなら朝一からお弁当を持って行くような遊園地的な公園(公園的な遊園地?)だった。
ざっくり言うと”無駄に広い” ”古い” ”田舎”の遊園地で、万人受けはしなさそうだが、自然派・懐古派のマニアにはたまらない風情がある。
”こどもの国”と名前が付く公園は何箇所か利用させてもらっているが、名前が同じ割には施設やキャラクターに統一性が無いので、関係性はなさそう。でも共通して入場無料なのでお近くにこどもの国があれば是非お立ち寄りください。
愛知県こどもの国

敷地面積は広く徒歩で回り切るのは無理がある。
一旦端っこまで歩いたら、同じ距離を歩いて戻るのは厳しい。
そのため土日のみ汽車のようなバスが運行されているが、有料で本数も多くないので、始発点から満車になり途中の駅(1つしかない)では乗車できないことも多い。てゆーか広すぎ。
年少さん〜小学生向けの昭和の公園って感じ。
オススメポイント
遊園地と公園の両方の楽しみ方ができ、1日中遊び倒せるボリュームがある。
そして古い。所々に昭和の香りが漂い、中央広場はぶっちゃけ寂れている(※長所)。
公園全体の広さも相まって人気の無いエリアは特に寂しいノスタルジックな雰囲気を醸す(※長所)。
有料アトラクションとしてガチ蒸気機関車(¥300/人)やゴーカート(¥200/台)があり、いずれも古いがとても味があって小さい子供連れに特にオススメ。
公園前 中央広場から蒸気機関車が見える。 入口。 遊園地サイド。敷地の反対に公園サイド有り。
利用料金
- 入場料:無料
- 定期バス:¥200/人
- 駐車場:¥500
- 汽車やゴーカートの一部アトラクション:¥200〜300
なので4人家族でアトラクション含めるとなんだかんだで¥2,000~3,000くらいかかる。
駐車場は管理人を置くのをやめて無料にすれば良いんじゃね?と思うのだが、いずれ無くなるだろう。
ゴーカート
ゴーカートって安全性のためにかなりスピードが抑えられていてつまらないものだが、ここのゴーカートは結構なスピードが出るのでまぁまぁ楽しめる。
車体の真下に1本のレールがあり、それに沿ってしか進めないので運転の自由度はあまりないのが残念だが、そのおかげで1年生の息子でもハンドルを操作できる。
ただしアクセル・ブレーキに足は届かないので、親が操作する必要があるのだが、当然アクセル全開で最終コーナーに突撃してしまい、かなり衝撃を受けてしまった。
息子の方がよほど慎重である。
あと、料金が人数分ではなく1台200円というのも良心的。

ガチ蒸気機関車
1週数分のコースを回るアトラクションだが、乗り物はガチの蒸気機関車。
基本的に子供むけではあるが、コース沿いに鉄道オタクのカメラマンが何人もカメラを構えていたので、貴重な車両なのだろう。よくわからんけど。
ちょうど先日、鬼滅の刃の無限列車編をみた私が大興奮してしまったが、燃料が赤々と燃えるところを目の当たりにすると大人でもかなり興奮できる。
燃料をくべた直後の煙は不完全燃焼で黒々としており、最近ではほとんど嗅がなくなった煙の匂いも体験できる。
山のてっぺんの周りを回るので、コースから眺める景色も非常に綺麗で、特に海側の景色はため息が出るほど美しい。
毎回乗る必要はないが、初めて訪れた際には是非乗っていただきたい。
正月仕様 煙が黒々としてる 石炭をくべている
巨大アスレチック「長距離トンネル型ジャングルジム(仮)」
このアスレチックが目玉かと思われる。
スタートからゴールまで体感で100mくらいありそう。
しかも途中にはロープや滑り台があって非常に良くできている。
個人的にはもっと高低差があって高所の恐怖を味わえるアスレチックが好みのタイプなのだが、これなら安心して子供だけでも遊ばせられる。
ただし、滑り台は床が無く、2本の鉄パイプだけなのでちょっと怖い。
何を言っているのかわからないだろうが本当に滑り台に床が無いんだからしょうがない。
全長はこの写真の数倍 中には色々な障害物 ゴールはすり鉢状の広場?
小さい子供は抜け出せないあみだくじみたい
その他のアスレチック
トンネル型ジャングルジムの上に広がる広場には色々なアスレチックがあり、この広場だけでも十分楽しめる。写真は一部で他にもターザンロープなどあり。
ローラー滑り台
こいつはマジであかん。とにかく滑らない。
見た目は凄いデカくて、スタートからゴールが遠すぎて見えないほどだし、スタート位置が高すぎて結構な階段を登る必要があり、それだけで子供のテンションは上がる。
でも滑らない。
途中で止まる止まる。
そのたび手で進まないといけない。
見た目とのギャップもあり、かなりの残念遊具に仕立て上げられている。
管理局の方は是非ともメンテナンスにお金をかけていただきたい。
森の中
広場や遊園地以外は広大な山・森になっており、散策するとかなりの距離があり、坂道も多いので良い運動になる。てゆーか普通にキツい。
でも森の散歩道沿いにいくつかの遊べるスポットがあり、整地された場所のアスレチックとはまた違う楽しみがある。
かなり急な山道にも侵入できる 手作りの木のパチンコで森の中の的を狙える
まとめ
若干ディスりが入っていると思われるかもしれないが、本当に好きな施設の1つで子供も気に入っている。
我が家からは少し遠いので頻繁には来れないが、年1回くらいは訪れたい、なんか懐かしい遊園地。
他の有名な(商業的な)遊園地や、都心部の娯楽施設は年中渋滞・行列当たり前で、遊んでる時間より移動時間・待ち時間の方が長い、異常な状況だと思う。
コロナの影響でソーシャルディスタンスが見直されたことは、こう言った側面での副次的な効果があったように思う。
(もっと詳細な混雑状況をリアルタイムに把握できるようになって、どの施設も今の半分以下くらいの混み具合で利用出来ればありがたいのに…)
TDLやUSJに代表される、徹底的な人工遊園地も好きだし、子供のテンションは比較にもならないが、このような自然たっぷりの遊園地ならではの”ゆっくりした時間の流れ”も是非堪能してみて欲しい。
以上
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